FSCサルベージ協会 本文へジャンプ
目指せ河川内不法投棄自転車0台の町づくり。


埼玉県南東部、足立区と境を接する草加市の中央を南北に綾瀬川が流れています。埼玉から東京へと流れ込む全長47.6kmのこの川は、長い間、日本一汚い川として汚名を轟かせていました。しかしその川も、関係者の努力によって少しずつ改善が進み、今では小魚も泳ぎ、鳥たちもやってくるようになりました。それでもまだ下位にとどまっていることに変わりはありません。

綾瀬川は、源流を持たない生活用水路です。周辺の宅地化は進んだものの下水道の整備は遅れ、川に流れ込む生活排水が増加して水質は悪化。「日本一汚い」と形容詞がつくようになってしまいました。市内には、伝右川 辰井川 古綾瀬川 毛長川など綾瀬川に注ぐ支流がいくつもあります。いずれも本流同様の生活排水で、川の汚れが改善されることにはつながりません。なんとか、川をきれいにしたい。身の回りの環境を守りたい。その気持ちを形にするために始めたのが、FSCサルベージ協会の川に沈む自転車を引き上げるという活動でした。

我々が目指すのは、河川浄化と環境保全のための啓発活動です。自転車引き上げは、そのシンボルにすぎません。ヘドロで真っ黒になった臭い自転車が、川の汚れをまざまざと見せつけてくれるのです。変わり果てた姿の自転車を見て、何も感じない人はいないでしょう。活動の継続によって、身近な環境問題である川に目を向けてくれる人が増え、河川が美しい姿を取り戻すことができるようにと願っているのです。